建て替えとリフォーム、どっちが良いの?

長年住んできた家が古くなってきた時に、「そろそろリフォームしたい」、「リフォームしたい箇所が多いから、建て替えの方が良いのだろうか?」と悩まれる方もいらっしゃると思います。建て替えとリフォームは、どちらを選んだ方が良いのでしょうか?

リフォームは小さなものから大きなものまで様々ですが、まずは一般的なリフォームと建て替えの特徴から見ていきましょう。

リフォームと建て替えの特徴

家をリフォームする

  • 小さな工事から大きな工事まで対応可能(気になる箇所のみ、間取り変更、増築など)
  • 工期は1日~1ヶ月程度(内容による)
  • 費用を抑えることが可能
  • 住みながらリフォームすることが可能
  • 住み慣れた家の木材などをそのまま使用することができる
リフォームイメージ

家の建て替えをする

  • 大掛かりな工事になる
  • 工期は4~6ヶ月程度
  • 基本的にはリフォームより費用がかかる(工事費以外にも解体代、廃棄代など)
  • 工事中は仮住まいの用意が必要で、引越し代もかかる
  • 愛着のある家を壊さなくてはいけない
家の建て替えイメージ

リフォームと建て替えの違い

リフォームには、部分的なリフォーム、間取り変更、増築などを行う大掛かりなリフォームなど、小さなものから大きなものまであります。では、どこまでをリフォームを呼ぶのでしょうか?

家の基礎や柱などの構造に関わる箇所を一部でも残す場合は、リフォームといいます。ですので、壁や床などを全て取り去ってしまう場合もリフォームです。最近は、家を骨組のみの状態にしてから、まるごとリフォームするスケルトンリフォームも注目されています。スケルトンリフォームでは、柱など以外はすべて新しく入れ替えるため、新築と変わらない仕上がりにすることができます。壁や床、屋根だけでなく、柱もすべて取り去ってしまう場合は、建て替えとなります。

リフォームでできること、できないこと

リフォームは、水回りのリフォームのみを行うことも可能ですが、おうち全体をフルリフォームすることもできます。構造に関すること(柱の撤去など)、法的規制に反することはできませんが、それ以外なら間取り変更も増築も可能です。

法的に問題となるのは、建築基準法で制限されている範囲を超える増築などです。たとえば、2階建てと3階建てでは基礎作りが異なってきますので、そういった増築はできません。しかし、建築基準法で制限されている範囲内の増築や吹き抜けを作ることなどは可能です。狭いリビングとダイニングをひとつの空間にしたり、キッチンの形や配置を変えることもできます。

かかる費用はどう違うのか?

リフォームと建て替えでは、一般的にはリフォームの方が費用を抑えることができます。リフォームでは、気になっている箇所のみを工事することができるため、無駄な費用がかからないためです。また、建て替えの場合は仮住まいを用意しなくてはいけませんが、リフォームの場合は住みながら行うこともできるため、住居費や引越し費用をかけずに済みます。

大掛かりなリフォームになる場合は、建て替えの方が良い場合もあります。最近は、新築でもお手頃価格で建てられる場合もあります。しかし、建て替えの場合は、仮住まいの住居費や2回分の引越し費用が必要です。また、極端に安い場合は、材質が悪い、商品のグレードが低い、長持ちしないなども問題がある可能性もありますので、注意が必要です。

洋服や靴などならワンシーズンのみと割り切って安いものを選ぶこともあるかと思いますが、家はそうゆうわけにはいきません。リフォームを考えると、あれもこれもと、リフォームしたい箇所がいろいろ出てくることもあるかと思います。お住まいのどこをどう変えたいのか?予算はいくらかけられるのか?といったことを明確にし、リフォームにすべきか建て替えにすべきかを検討しましょう。

住みながらリフォームする方法

「キッチン、お風呂、トイレをリフォームしたい」、また、「間取りを変えたい」といった場合でも、住みながらリフォームすることができます。

水回りなどの設備の入れ替えのみであれば、短期間で工事も可能ですし、1階に住みながら2階を工事する、など順番に工事を進めていくこともできます。また、住みながらリフォームする際に、トイレが利用できないと困ってしまいますが、仮説トイレやお風呂を設置することもできます。

リフォームの内容によって、工期は異なりますので、工期はどれくらいかかるのか?工事中はどう生活したら良いか?など、リフォーム前に確認・相談をすると良いでしょう。

リフォームイメージ

固定資産税や補助金のお話

固定資産税は、土地や家屋などの固定資産にかかってくる税金です。土地と家屋は原則として3年毎に評価額が見直され、家の場合は見直しの度に評価額が下がっていくのが一般的です。

リフォームの場合は、基本的な構造部分は変わらないため、固定資産税もあまり変わらないことが多いですが、建て替えの場合は新築と同じように評価されますので、固定資産税が高く評価されることになります。(リフォームの場合でも内容によっては、固定資産税があがる場合があります。)

また、リフォームや建て替えのどちらの場合も、バリアフリーのための補助金や省エネ住宅にするための補助金などがあります。国の補助金のほか、自治体でも異なる補助金を行っている場合がありますので、その時期にどんなものがあるのか、一度調べてみると良いでしょう。

一戸建ての場合は、リフォームでも建て替えでも、法的な制限以内であればあまり制限なく自由に行うことができます。リフォームが良いのか、建て替えが良いのか悩んだ時は、お住まいのどこが気になっているのか、リフォームや建て替えをすることでどういった生活をしたいのか、といったことを一度整理してみると良いでしょう。その上で、どちらの方が費用的にも内容的にもメリットがあるのか、検討や相談をしましょう。

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