貸し工場1階トイレの和式便器を洋式便器に交換　滋賀県草津市

滋賀県草津市に建つ貸し工場のトイレリフォーム(和式便器から洋式便器への交換)を行った事例です。

貸し工場の大きさは、一般的な一戸建て住宅が2軒続いているくらいの大きさです。

ある会社さんが、この貸し工場を借りておられたそうですが、最近になって出られたそうです。

そこで、新しい借り手が入る前に、全体的に建物の修繕工事を行いたいと考えられ、その一環として和式便器から洋式便器への交換を行うことを決められました。

築35年の貸し工場の和式便器は老朽化が激しく、段差を上るのも大変だった

こちらは、洋式便器と交換する前の、貸し工場1階の和式便器です。

約35年という経年数なりの老朽化が見られ、和式便器内部に割れもありました。

その割れの部分や、便器のフチなどには、黒カビ・黒ずみ汚れがこびりついてしまっており、清潔感に欠けた印象になってしまっています。

それらの黒カビや黒ずみは、和式便器だけではなく、床のタイルにも多く見られました。

また、この貸し工場のトイレも、他の和式トイレにありがちな高い”段差”がありました。

壁のタイル1枚の1辺が約10cmなので、この和式トイレの段差は、約25cmです。

約25cmの段差というと、一般的な階段の段差よりも高さがあり、足を高く上げて上がらなくてはいけないので、若い人でも大変です。

また、手すりが無いため、和式便器を使用される方の中には、目の前の配水管を手すり代わりに使用してしまう方もいたかとおもいます。

配水管に故意に重みをかけてしまうと、故障の原因になることもありますので、あまりよくありません。

和式便器から洋式便器の交換は色々な住居・施設で進んでおり、貸し工場を探している会社様も、働きやすさを考慮して、「洋式トイレであること」を条件に加えていることも多いと言います。

そのため、今回のトイレリフォームは、「貸し工場の借り手(探し手)を増やすため」のリフォームとも言えます。

段差をけずって和式便器を取り外し、床タイルを撤去

まずは、和式トイレの段差をなくす工事から始めました。

約25cmの段差を、電気工具(ドリルやはつり機など)で、崩しています。

そして、黒ずみや黒カビ汚れの激しかったタイルも交換するので、この段階ではがしています。

修理コストが安く済むリクシル「アメージュZ」という洋式便器に交換

和式便器は、リクシル「アメージュZ」という組み合わせ型の洋式便器に交換しています。リクシル「アメージュZ」を選んだのは、修理コストが安く済むためです。

タンクや便座、便器が、”一体型”になっている種類だと、タンク・便座・便器、どれか1つが壊れた時に、程度によってはまるごと修理・交換を行わなくてはならず、余分なコストがかかってしまいます。

しかし、リクシルの「アメージュZ」は、タンク・便器・別売りの便座(ウォシュレット)を組み合わせる洋式便器なので、故障した箇所をピンポイントに修理することができ、もしもの時の修理・交換費用を抑えることができます。

従業員の規模にもよりますが、貸し工場のトイレは、一般のお家よりも多く利用されるトイレであり、故障のリスクも一般のお家のトイレよりは高いと考えられますので、上記のような提案をさせていただきました。

洋式トイレの床は耐久性の高い長尺シートをはり、土足利用に対応

ちなみに、洋式トイレの床は、タイルから、長尺シートにはり替えています。

長尺シートは、クッションフロアより更に厚みがあり、耐久性に優れた床材です。

工場で働く人が、土足でそのままトイレを利用しても摩耗しにくい、丈夫な床材を採用しました。

わざわざスリッパを用意する必要や、それにはきかえる手間のないトイレです。

壁は、床から約80cmの位置まで、はっ水性などに優れたサニタリーパネルを採用しています。

「和式便器から洋式便器への交換で、工場を借りたいといってくれる人も増えそうです」とのお声

先述しましたが、貸し工場にとって、”和式便器ではなく洋式便器であること”は、要項に「洋式トイレ有り」と書くことができる、いわゆるアピールポイントです。

和式便器に独自のこだわりを持たれている方もいるかも知れませんが、新しい工場を探す時に、「トイレが新しくて、洋式で、キレイで清潔か」を重視される方は多いと思います。

この貸し工場の持ち主様も、トイレリフォームを含めた修繕工事の後、「和式便器から洋式便器への交換で、これまでより、工場を借りたいといってくれる会社さんが増えそうです」と、仰られていました。

老朽化の進んでいた和式のトイレから、従業員さんも使いやすい洋式トイレに生まれ変わらせることが出来て良かったです!